VPN・リモートアクセス(NetScaler Gateway・Ivanti Connect Secure・GlobalProtect)の脆弱性を、ヒューマンハッカーの取得データから集計しています。直近30日の公表・更新は5件、この1年に悪用が確認された件は14件です。
このページの要点
- 件数が多い製品はConnect Secure・WAVLINK WN536AX6-A・NetScalerです。
- 悪用確認の最新は2026-10-30のConnect Secure(CVE-2026-111357)です。
- 保守終了日はPalo Alto Networks GlobalProtect Appを載せています。
01今確かめたいVPN・リモートアクセスの脆弱性
悪用が確認された件(1年分)と、直近30日の深刻度「緊急」の件です。番号を押すと、一覧で詳しく確かめられます。
| 公表・更新 | 製品 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 2026-10-30 | Connect Secure | Ivanti Connect Secureで重要な機能に認証が無く、ローカルの認証済み攻撃者が権限を昇格できる。CVE-2026-104935・CVE-2026-118527と連鎖でき、悪用が確認されている。CVE-2026-111357 | 悪用確認 |
| 2026-10-30 | Connect Secure | Ivanti Connect Secureで予測可能な識別子を生成しており、認証済みのリモート攻撃者が既知の場所へ任意内容のファイルを置ける。CVE-2026-104935・CVE-2026-111357と連鎖でき、悪用が確認されている。CVE-2026-118527 | 悪用確認 |
| 2026-10-13 | Connect Secure | Ivanti Connect Secureのなりすましによる認証バイパス。リモートの認証なし攻撃者が任意のコマンドを実行できる恐れがあり、悪用が確認されている。CVE-2026-104935 | 悪用確認 |
| 2026-10-04 | NetScaler | Citrix NetScaler ADCおよびGatewayでメモリバッファの境界制限が不適切な脆弱性。悪用が確認されている。CVE-2026-88779 | 悪用確認 |
| 2026-09-27 | NetScaler | Citrix NetScaler ADCおよびGatewayの入力検証不備により、未認証の攻撃者が悪用しうる脆弱性。悪用が確認されている。CVE-2026-88771 | 悪用確認・国内注意喚起 |
| 2026-09-27 | NetScaler | Citrix NetScaler ADCおよびGatewayでメモリバッファの境界制限が不適切な脆弱性。悪用が確認されている。CVE-2026-88772 | 悪用確認・国内注意喚起 |
02VPN・リモートアクセスの保守終了(EOL)
保守が終わった系列には、脆弱性が見つかっても修正版が出ません。使っている系列の保守終了日を確かめ、終了が近ければ入れ替えの予定を立てます。日付は endoflife.date の取得データ(2026-11-02時点)で、提供元の公式の情報で確かめてください。
Palo Alto Networks GlobalProtect App
| 系列 | 保守終了日 | 状態 | 最新版 |
|---|---|---|---|
| 6.3 | 2028-06-30 | 残り606日 | 6.3.3-c1199 |
| 6.2 | 2027-06-30 | 残り240日 | 6.2.8-c1084 |
| 6.1 | 2025-12-31 | 保守終了 | 6.1.5 |
| 6.0 | 2025-12-31 | 保守終了 | 6.0.13 |
| 5.3 | 2023-06-01 | 保守終了 | 5.3.4 |
| 5.2 | 2024-02-28 | 保守終了 | 5.2.13-c418 |
03外から見えているかを確かめる
VPN・リモートアクセスのうち、社外から届く場所に置いた物は、脆弱性が出たときに真っ先に狙われます。どの製品を、どの名前とIPアドレスで外に出しているかを一覧にしておくと、公表の日にすぐ対象かを判断できます。保守を委託している機器も含めます。
04VPN・リモートアクセスの解説記事
Ivanti VPNの脆弱性CVE-2026-111357ほか|Connect Secureで悪用確認、対象と修正版
Ivanti Connect Secureの脆弱性CVE-2026-111357は、104935・118527と連鎖して悪用され、認証なしで機器上でroot権限のコマンドを実行されるおそれがあります。25.1.1.3・22.8R2.6などへ上げ、侵害を調べます。
NetScalerの脆弱性CVE-2026-88771ほか|ADC・Gatewayで悪用確認、修正版と侵害の確認方法
NetScaler ADC・Gatewayの脆弱性CVE-2026-88771・88772は、認証なしで遠隔からコードを実行されるおそれがあり、悪用が確認されています。その後の続報も直る14.1-73.46・13.1-64.29以上へ上げ、侵害の痕跡を調べます。
