開発・運用の基盤の脆弱性情報まとめ

2026.11.02 18:54 更新

公表・更新日別の件数直近14日

ベンダー別の件数上位5社

開発・運用の基盤(GitLab・Jenkins・Zabbix)の脆弱性を、ヒューマンハッカーの取得データから集計しています。直近30日の公表・更新は31件、この1年に悪用が確認された件は15件です。

このページの要点
  • 件数が多い製品はAdobe ColdFusion・code.vikunja.io/api・TeamCityです。
  • 悪用確認の最新は2026-10-29のCommunity Edition and Enterprise Edition(CVE-2026-97229)です。
  • 保守終了日はGitLab・Jenkins・Apache Tomcat・Zabbixを載せています。

01今確かめたい開発・運用の基盤の脆弱性

悪用が確認された件(1年分)と、直近30日の深刻度「緊急」の件です。番号を押すと、一覧で詳しく確かめられます。

公表・更新製品内容状態
2026-10-29Community Edition and Enterprise EditionGitLab Community Edition / Enterprise Editionに整数オーバーフローがあり、CI/CD設定内の細工した正規表現により、未認証の攻撃者がサーバー上で任意のコードを実行できる。悪用が確認されている。
CVE-2026-97229
悪用確認
2026-09-11ArtifactoryJFrog Artifactoryの不適切な認可。トークン署名の検証チェックに起因して権限昇格攻撃が可能となる恐れがあり、悪用が確認されている。
CVE-2026-42016
悪用確認
2026-09-11ArtifactoryJFrog Artifactoryの不適切な認証。匿名アクセス有効時に認証なしの呼び出し元へ内部の匿名ユーザートークンが返される恐れがあり、悪用が確認されている。
CVE-2026-42018
悪用確認
2026-09-11Community Edition and Enterprise EditionGitLab Community/Enterprise Editionのパストラバーサル脆弱性。認証なしのユーザーが任意のファイルを読み取れる恐れがあり、悪用が確認されている。
CVE-2026-85706
悪用確認
2026-09-02ArtifactoryJFrog Artifactoryの不適切な認証の脆弱性。既定設定ではネットワーク経由で認証なしの攻撃者が影響を及ぼせる恐れがあり、悪用が確認されている。
CVE-2026-82329
悪用確認
2026-08-27ArtifactoryJFrog Artifactoryのパス名制限の不備。認証済みユーザーが制限ディレクトリ外へデータを書き込める恐れがあり、悪用が確認されている。
CVE-2026-66384
悪用確認
2026-10-19Adobe ColdFusionアドビのAdobe ColdFusionにおけるコードインジェクションの脆弱性
CVE-2026-105903
緊急
2026-10-19Adobe ColdFusionアドビのAdobe ColdFusionにおける不正な認証に関する脆弱性
CVE-2026-106612
緊急

02開発・運用の基盤の保守終了(EOL)

保守が終わった系列には、脆弱性が見つかっても修正版が出ません。使っている系列の保守終了日を確かめ、終了が近ければ入れ替えの予定を立てます。日付は endoflife.date の取得データ(2026-11-02時点)で、提供元の公式の情報で確かめてください。

GitLab

系列保守終了日状態最新版
19.52027-01-21残り80日19.5.3
19.42026-12-17残り45日19.4.5
19.32026-11-19残り17日19.3.7
19.22026-10-15保守終了19.2.10
19.12026-09-17保守終了19.1.10
19.02026-08-20保守終了19.0.11

Jenkins

系列保守終了日状態最新版
2—終了日の発表なし2.588
2.568—終了日の発表なし2.568.3
2.5552026-06-10保守終了2.555.3
2.5412026-04-15保守終了2.541.3
2.5282026-01-21保守終了2.528.3
2.5162025-10-15保守終了2.516.3

Apache Tomcat

系列保守終了日状態最新版
11.0—終了日の発表なし11.0.27
10.1—終了日の発表なし10.1.61
10.02022-10-31保守終了10.0.27
9.02027-03-31残り149日9.0.123
8.52024-03-31保守終了8.5.100
8.02018-06-30保守終了8.0.53

Zabbix

系列保守終了日状態最新版
7.42027-03-31残り149日7.4.16
7.22025-12-31保守終了7.2.15
7.02029-06-30残り971日7.0.32
6.42024-12-31保守終了6.4.21
6.22023-02-28保守終了6.2.9
6.02027-02-28残り118日6.0.49

03外から見えているかを確かめる

開発・運用の基盤のうち、社外から届く場所に置いた物は、脆弱性が出たときに真っ先に狙われます。どの製品を、どの名前とIPアドレスで外に出しているかを一覧にしておくと、公表の日にすぐ対象かを判断できます。保守を委託している機器も含めます。

04開発・運用の基盤の解説記事

開発・運用の基盤公開 2026-11-02

GitLabの脆弱性CVE-2026-97229|悪用確認、コード実行のおそれと修正版・確認方法

GitLab CE/EEの脆弱性CVE-2026-97229は、CI/CD設定の細工した正規表現で、認証なしにサーバー上でコードを実行されるおそれがあり、悪用が確認されています。対象の版、修正版、版の確認と侵害の確かめ方をまとめます。

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