ユミルリンクのメール配信基盤に不正アクセス。延べ約900万件の出力と確認事項。

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ユミルリンクの情報流出|延べ約900万件と利用企業が確認すること

ユミルリンクのメール配信サービスを利用し、自社の配信先情報への影響を調べている担当者へ。10月19日の第一報と20日・21日の利用先の発表について、保存済み調査を基に、確認された事実と調査中の点、自社で確認することを順に説明します。

メール配信サービスの5システムでデータ出力を確認

ユミルリンクは10月16日未明、一部システムへの不正アクセスを確認しました。19日の第一報では、メール配信サービスの一部サーバーから個人情報が外部へ持ち出され、5システムでデータ出力を確認したと公表しています。

出力は延べ約900万件と試算されています。これは重複を除いた被害人数ではなく、出力データの詳細は調査中です。第一報は、被害対象の商品名や顧客名を特定していません。自社が対象かどうかを製品名だけで判断せず、利用環境への影響を確認する必要があります。

5システムから延べ約900万件のデータ出力を試算。重複を除いた人数ではありません。埼玉県669者は流出可能性、honto件数調査中で加算しません。提供元は隔離・修正・担当者認証情報削除。電話03-6820-0088は平日9時〜20時、support@cuenote.ne.jpは24時間受付、回答平日9時〜19時。

担当者の認証情報が取得され、ほかのシステムにも認証を試行

第一報では、プログラムの脆弱性によりサポート・品質管理担当者の認証情報が取得され、不正プログラムの設置とデータベースからのデータ出力を確認したと説明しています。取得された認証情報を使い、他システムへの認証も試みられました。

脆弱性のあるプログラム名、製品、実装主体、CVEは第一報に記載されていません。特定の製品や侵入手口を補わず、公表された経緯と今後の調査結果を分けて確認します。

埼玉県とhontoの公表は、漏えいの可能性として区別

埼玉県は10月20日、「ぷらっとさいたま スマート農業導入ナビ」で取得した669者の個人情報に流出の可能性があると公表しました。管理運営委託先ナレッジクライマーが利用するユミルリンクのメールマガジンシステムへの不正アクセスに伴うものです。県は公表時点で不正利用を確認していません。

DNPは10月21日、hontoのメールマガジン許諾者の氏名、メールアドレス、内部識別番号に漏えいの可能性があると公表しました。件数は調査中で、DNPへの侵入や二次被害は同発表時点で確認されていません。DNPは当該メール配信システムとの連携を遮断しています。

これらの利用先の公表は、上流の延べ出力件数とは対象と数え方が異なります。669者を約900万件へ足したり、hontoの対象件数を推定したりせず、各組織の案内を確認してください。

保存済み調査で確認できる件数と状態
公表元件数・範囲確認状況
ユミルリンク(10月19日)5システム・延べ約900万件データ出力を確認。詳細調査中。重複を除いた人数ではない
埼玉県(10月20日)669者。法人名・担当者名・メール・業種、または個人の氏名・メール・業種流出の可能性。不正利用は発表時点で未確認
DNP/honto(10月21日)メルマガ許諾者の氏名・メール・内部識別番号。件数調査中漏えいの可能性。DNPへの侵入や二次被害は発表時点で未確認

隔離と修正を実施、配信への影響は個別確認を

ユミルリンクは対象サーバーをネットワークから隔離し、脆弱性修正プログラムを作成・適用しました。他システムから担当者の認証情報を削除し、不正プログラムの検知体制を整備しています。捜査機関への届け出を行い、外部専門家と調査を続ける方針です。

10月19日の第一報には、利用者の配信停止範囲・時間や復旧時刻の記載がありません。隔離や修正の実施を、自社の配信再開や影響解消と同じ意味にせず、専用窓口で確認してください。

専用窓口と配信先への案内

不正アクセス専用窓口は03-6820-0088で、平日9時から20時まで受け付けています。メールはsupport@cuenote.ne.jpで24時間受付、回答は平日9時から19時です。第一報には、受信者全員にパスワード変更を求める記載はありません。

hontoは、不審なメールのURLや添付ファイルを開かず、情報を入力しないよう案内しています。対象と判明した利用者へ個別連絡する方針です。利用企業も、提供元の調査と自社の登録情報を照合し、対象者へ何を伝えるかを整理してください。

企業が自社で確かめたい3点

保守・品質管理用の認証情報について、権限と到達可能なシステムを把握しているかを確認します。複数のシステムで使う認証情報が取得された場合に、影響範囲を調べられるようにしておきます。

累計のデータ出力件数と、重複を除いた対象者数を区別できるログを保全することも重要です。委託先の調査に合わせ、自社が登録した情報の項目や期間を確認し、利用者への案内の必要性を判断できる状態にします。

ユミルリンクのメール配信サービスを使っている企業の担当者がやること

  • 第一報では対象商品名や顧客名が特定されていないため、自社の利用環境が対象の5システムに含まれるかを専用窓口で確認してください。
  • 提供元が行った担当者認証情報の削除や対象サーバーの隔離について、自社の利用・連携に必要な対応と配信への影響を専用窓口で確認してください。
  • 自社が登録した配信先情報の項目と提供元の調査結果を照合し、対象件数と利用者への案内の必要性を整理してください。
  • 03-6820-0088(平日9時~20時)またはsupport@cuenote.ne.jpへ問い合わせ、不審メールへの注意を含めた案内内容を確認してください。

よくある質問

約900万人の情報が流出したという意味ですか?
延べ約900万件は、5システムで確認されたデータ出力の試算です。重複を除いた被害人数ではなく、データの詳細は調査中です。
Cuenoteを使っていれば、すべて対象ですか?
第一報は被害対象の商品名や顧客名を特定していません。メール配信サービスの一部サーバーが対象とされているため、自社の利用環境への影響を専用窓口で確認してください。
配信サービスは復旧していますか?
対象サーバーの隔離や修正は公表されていますが、10月19日の第一報に配信停止範囲・時間や復旧時刻は記載されていません。自社の配信状況は個別に確認する必要があります。
受信者全員にパスワード変更を依頼すべきですか?
第一報には受信者全員へのパスワード変更要求は記載されていません。自社が登録した情報と対象範囲を確認し、提供元の案内に合わせて利用者へ説明してください。

出典・参考資料

ユミルリンクの10月19日第一報と、埼玉県の20日、DNPの21日発表に関する保存済み調査に基づいています。

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