AIセキュリティ通信
WASABI SWITCHの情報流出|注文情報を使った返金メールへの対応

注文内容が合っているメールでも、返金案内が本物とは限りません。WASABI SWITCHは複数の通販サイトの注文などを管理するサービスです。今回の発表では、購入者に届いた不審メールと注文情報の流出が問題になっています。
WASABI SWITCHの情報流出と不審メール
ワサビは10月15日に店舗から不審メールの報告を受け、調査で14日の不正アクセスと情報流出を確認しました。メールには実際の注文内容が書かれ、返金手続きとしてLINEへの連絡を求めていたと説明しています。
14日の侵入経路は遮断し、不正なプログラムも削除した一方、16日午前4時頃には別原因の不正アクセスを確認しています。16日の第一報時点で、流出範囲の調査と対策が続いています。

WASABI SWITCH利用店舗の購入者が確認すること
返金メールが届いた場合は、そのメールにある連絡先へ移る前に、購入した通販サイトの注文履歴と店舗の公式案内を確認します。実際の注文情報が使われている点が、一般的な不審メールと見分けにくい理由です。
LINEへの誘導や追加の送金要求があれば、やり取りを止めて販売店舗へ正規の経路で確認してください。すでに送金した場合は決済事業者や金融機関へ、認証情報を入力した場合は該当サービスの正規窓口へ相談し、画面やメッセージを保存します。
WASABI SWITCH利用店舗の対応と取引先への案内
店舗では、購入者からの問い合わせを集め、受信日時、注文番号、誘導先を内部で記録します。購入者へ案内する際は、確認済みの不審メールと、まだ調査中の流出範囲を区別してください。
提供元の公式発表とサポート窓口で、店舗ごとの影響と必要な対応を確認します。注文管理に連携させているサービス、接続に使う認証情報、管理担当者を整理することも、漏れのない点検につながります。外部サービスを含む権限の見直しは当社の防御策の解説で扱っています。
企業の情報漏洩対策と見直しのポイント
この事例を踏まえ、自社の情報管理と初動を点検しましょう。以下は当社が企業の担当者へ提案する確認事項です。
- 受注情報を扱う外部サービスと接続用の認証情報を整理する。
- 店舗へ寄せられた不審メールを収集し、購入者への案内を統一する。
- 提供元の調査結果に合わせ、対象注文と通知範囲を見直す。
不正アクセスへの対策を詳しく確認したい方は、こちらの解説もご覧ください。
よくある質問
対象や影響、必要な対応について、重要な疑問に答えます。
注文内容が正しい返金メールなら信用できますか?
WASABI SWITCHの情報流出件数は確定していますか?
出典・参考資料
- ワサビ|ワサビの不正アクセスに関する公式発表(2026-10-16・経緯・対象情報・公式対応)




